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  • mizushimapro

愉快な位牌たち ~パート2~

更新日:2022年3月15日

前回ブログで紹介した宝蔵寺での件から2か月後、私は大雨が降り注ぐ中、龍神様を求めて龍鎮の滝へ向かう細い山道に立っていた。持っている傘はほとんど役に立たず、膝元までびっしょり濡れて、重い足取りが更に重くなっていた。


今回は大雨で悪天候だが、このメンバーなのでなんとかなる予感があった。同道していた天地人トリリンガルの”まなみん”が「みんなでお祈りしたら(雨が)止みますよ!!」と言うので、私は内心(いつも奇跡的な事が起こるので、みんなで祈ると止むのでは)っと思いつつ、私、まなみん、他同行者の皆も(止みます様に!)と信じて祈った。


するとやはり、30分もした頃に雨は小雨になり、ついには止んでしまったではないか!これは・・・みんなの祈りの力か、天候の偶然か、いずれにせよ何か導かれているような、意味のある力が働いたという確信が私にはあった。とにかく、ただならぬ予感を感じながら、私達は目的地へと向かった。

その先で見たのは、『轟音・風・水しぶき』とにかく圧倒される自然の迫力に思わず立ちすくほどの光景だった。今まで龍に会いたいと思っていたけど、鈍感で見ることが出来なかった私の為に、目に見える形で現れてくれた。本当に龍神様に会えたと、水しぶきを浴びながら私は思った。おりしも大雨があった直後だからかもしれないが(今となっては、その大雨にも意味があった様に思う)、地元の人ですら初めてみたという激しい濁流が、山から降りてきて龍が住むと言われている龍穴の中に吸い込まれていく、神々しいまでの光景に私は龍神の存在を体感せずにはいられなかった。



思い返せば、一時は悪天候のため引き返そうとまで思っていたのに、雨がやみ目的地にたどり着き、圧倒的な龍神様の気配にふれて、私の高まる興奮を抑えきれずにいた。またこの宇陀に戻ってきたのも含め、これまでの出来事の数々は、一つに繋がった神秘の首飾りなのかもしれない。



龍王ケ淵の後は、また宝蔵寺にてお位牌のお掃除。例のごとく「もっと歌うように!!」とお位牌達にダメ出しをされ(ているらしい)、お経を唱え帰路についた。なんともまぁ〜、この日は思い返すと不思議体験の連続だった。



P.S 今回立ち寄った場所↓

・宝蔵寺







・室生龍穴神社

・龍王ケ淵





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